終了第6回 技術講習会(Web開催)
支部行事
テーマ
『車載用蓄電池の可能性を探る』
※本講習会は当初、聴講者の皆様に講演会場へお越しいただいての開催を予定しておりましたが、
新型コロナウイルス感染の拡大により、オンラインでの開催に変更させていただきます。
ご来場を予定されていた皆様にはご迷惑をおかけし、申し訳ございません。
概要
MaaS、CASEが注目される中、車両の電動化が普及するための重要な技術の一つが車載用蓄電池である。
本技術講習会では、電池をキーワードに、その市場動向、 技術動向、最新技術、電動車と社会とのつながりに
関して4つのご講演をいただく。
【演題1】 (40分)
『車載用蓄電池の市場動向並びに技術動向』
国立研究開発法人
産業技術総合研究所 電池技術研究部門
小林 弘典 氏
地球温暖化の原因である二酸化炭素の排出量を削減すべく、世界中で電気自動車(EV)の普及を図るための
様々な取り組みがなされてきている。本講演では、 EV用の電源として全面的に採用されているリチウムイオン電池(LIB)を
中心に、市場動向、技術動向と今後の展望について解説します。
【演題2】 (40分)
『液系リチウムイオン電池の可能性 ~東芝SCiB™の技術と応用~ 』
株式会社東芝
電池事業部
稲垣 浩貴 氏
SCiB™は、負極にチタン酸リチウムを採用した安全性と耐環境性能に優れたリチウムイオン二次電池である。
自動車・バス・鉄道等の乗物や、エレベーター等の産業機器、発電所等のインフラ設備に活用されている。
本講演では、セル性能と応用先、セル技術の進化について紹介します。
【演題3】 (40分)
『次世代モビリティのための全固体電池開発と材料研究』
トヨタ自動車株式会社
先端材料技術部 先進エネルギーデバイスGr
矢田 千宏 氏
自動運転や電気自動車に代表される次世代モビリティ用の電源として、現行のニッケル水素電池や
リチウムイオン電池に代わり全固体電池が期待されている。本講演では全固体電池開発における
現状と課題について述べると共に、電池材料の研究動向を紹介します。
【演題4】 (40分)
『災害時における電動車の活用と分散電源の在り方』
三菱自動車工業株式会社
国内営業本部 国内企画部 EV推進グループ
川井 拓 氏
社会的な要請に基づき、今後、増加が予想される電動車の特徴は、日常生活での使用に耐えうる大きさの
バッテリーを有していることである。昨年、千葉での広域停電時に電動車を派遣し改めて気づいた事を、
社会がバッテリーをどう考えていくのか、という考えのもと、紹介します。
開催期間
2021年02月22日(月) ~2021年03月19日(金)
会場
Web での聴講となります。
スケジュール
【申込期間】
2020年12月21日~2021年3月5日
【視聴期間】
2021年2月22日~2021年3月19日
申込方法
専用WEBサイトよりお申込み下さい。
申込期間
2020-12-21~2021-03-05
参加費
無料
参加条件など
自動車技術会 会員限定