自動車技術会

イベントEVENT

終了第3回 技術講習会(名古屋市)

支部行事

テーマ

『車体の軽量化を支える材料技術』

概要

持続可能な社会を目指すうえで、自動車にはCO2削減、エネルギー消費削減が求められ、その取り組みの一つとして、車体軽量化が挙げられる。
そこで、国立研究開発法人である新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から車体軽量化に関する指針について、車体軽量化を支える材料として、鉄鋼、非鉄金属、CFRPを取り上げ、各材料での最新動向をご紹介いただく。

開催期間

2017年09月22日(金)

会場

【会場】

名古屋銀行協会 5階 大ホール (名古屋市中区丸の内 2-4-2)
http://www.nagoya-ba.or.jp/access/

【集合時間】

12:50

スケジュール

12:50~13:00 開会あいさつ

13:00~13:45
「構造材料の進化が牽引する車の軽量化シナリオ」
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
材料・ナノテクノロジー部
主査 宮本 一夫 氏

自動車の燃費改善に係る主要課題として車体の軽量化が挙げられる。NEDOでは、構造材料の特性向上により輸送機器の抜本的軽量化を目指すという10年にわたる長期のプロジェクトを実施している。
本講演では、5年目を迎えたプロジェクトの取り組みを、鋼板、アルミニウム、CFRPといった個別材料の開発成果と合わせ、軽量化の進展シナリオを提示する。

13:45~14:30
「超ハイテン材のソリューション技術」
新日鐵住金株式会社 技術開発本部 名古屋技術研究部
主幹研究員 大塚 研一郎 氏

自動車の軽量化と衝突安全性が求められるなか、自動車には薄肉超ハイテン材の適用が進んでいる。新日鐵住金では、薄肉超ハイテン材を使いこなすための技術として「鉄の材料特性使いきり」をキーワードに材料技術、成形技術、車体設計技術の開発を行っている。本報告ではその一部を紹介する。

14:30~14:40 休 憩

14:40~15:25
「自動車部品のアルミ化動向」
株式会社神戸製鋼所 アルミ・銅事業部門 アルミ板自動車材営業部 市場開発Gr 技術担当
課長 福本 幸司 氏

燃費規制強化を背景に自動車の軽量化ニーズが高まる中、アルミニウム材料は軽量化素材として、これまでのパネル部品から新たに車体骨格部品にまで適用が広がりつつある。そこで、国内・海外メーカーにおける自動車のアルミ化動向やアルミ適用技術の事例紹介と当社の取り組みを材料、構造設計、成形技術、接合技術の観点で説明する。
 
15:25~16:10
「炭素繊維強化複合材料の自動車用途展開」
東レ株式会社 オートモーティブセンター
主任部員 黒田 義人 氏

炭素繊維強化複合材料(CFRP)は、軽量・高剛性・高強度といった特徴を活かして、スポーツ分野や航空宇宙分野を中心に採用されてきた。 近年は自動車分野をはじめとして様々な産業分野への展開が進んでいるが、 CFRP適用による性能とコストとのバランスをいかに取るかが課題となっている。本講演では、自動車分野への用途展開とCFRPの技術開発動向、活用のポイントについて紹介する。

16:10~16:15 総合討議準備

16:15~16:50
講師と聴講者による総合討議(3講師への質疑、意見交換)

定員

160名

申込方法

申込は一旦締め切りましたが、追加申込を受付ますので、ご希望の方は、chubu_hp@jsae.or.jpまでご連絡下さい。

申込期間

2017-05-31~2017-09-08

参加費

正会員3,000円 会員外6,000円 学生は会員・会員外ともに無料

その他

専用WEBサイトより参加登録して頂きました学生会員外の方へ

  • 参加登録では参加費は「会員外」を選択して頂く事になりますが、学校名・学部・学年を記載頂ければ、上記案内通りの参加費に変更致します。
  • 当日、学生証等ご持参頂き、受付にて提示をお願いいたします。

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