2012年度 第9回講演会
『EV技術の最前線』街に広がるEVの世界

テーマ
『EV技術の最前線』街に広がるEVの世界
開催日時
2013年3月7日(木)13:00〜16:15
会場
早稲田大学 理工学術院(西早稲田キャンパス) 55号館S棟2階 第3会議室
全体概要
電動車両は、その性能の大幅な向上とコスト低減により、一般的に使われ るまでになりつつあり、市場への導入も拡大してきています。本講演会では二 輪、四輪、レースのEV開発者から、実際に市場に導入する上での技術的な課題や苦労した点、また、将来の展望について講演していただき、幅広い観点からEVが拓く新しいモビリティの世界を考えました。
講演1:<業務用電動二輪車EV-neoの開発>
(株)本田技術研究所 二輪R&Dセンター 坂本 友和 氏
リチウムイオンバッテリを搭載した業務用電動二輪車EV-neoを開発し、2010年12月販売を開始しました。開発期間中から異なる業種の協力を得て、一年半にわたり実証実験を行いました。今回は、この実証実験より明確になった業務用電動二輪車の課題を中心に、世界における電動二輪車の現状と、今後の電動二輪車の方向性について講演いただきました。
講演2:<EVモータースポーツの今後の展望>
(株)ニッサンモータースポーツインターナショナル 進士 守 氏
日産自動車は環境対応技術のゼロエミッションリーダーとして電気自動車(EV)を販売するだけでなく世界中に普及させるための様々な活動を行っています。モータースポーツにおいてもEVによるレースを提案、推進していくことが今後のモータースポーツの発展に必須と考えています。更にこの電動化技術の拡大がモータースポーツのキーとなって、新しい発展が期待されます。
講演3:<Honda Fit EV の開発>
(株)本田技術研究所 四輪R&Dセンター 椛澤 明 氏
車両からの排出ガスのゼロ化と、石油への依存度を低減する手段として、 電気自動車に対する注目が高まっています。これに対しHondaはFit EVにおいて「高い電費性能とHondaならではの動力性能」に主眼を置き開発を行いました。結果として世界最高電費29kWh/100milesと、ミッドサイズセダン並みの発進加速0-60mph 9.8secの動力性能を両立する事ができました。

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