2013年度 第2回講演会
『天然ガス自動車技術の動向と展望』

テーマ
天然ガス自動車技術の動向と展望
開催日時
2013年7月10日(水)13:00〜16:00
会場
会場:株式会社小野測器 本社ビル 2F セミナールーム  神奈川県横浜市港北区新横浜3丁目9番3号
全体概要
EV/HEVに代表される「電動化」が先進国で進められているが、ストリートムーバーの増加は、アジアを代表とする進展国が主体となってきています。しかし、給電、コスト等の課題があり進展国での電動化の増加は現実的ではありません。そこで、CO2とPMの低減が可能で、エネルギー資源的にウランや石油、リチウムより埋蔵量が多く、コスト的にも安価で進展国への適用が可能な、天然ガス自動車技術の動向と展望について紹介しました。
講演1:<天然ガス自動車を巡る現状と課題 >
京都大学 大学院エネルギー科学研究科 エネルギー変換科学専攻 教授 塩路 昌宏 氏
天然ガス自動車NGVは、環境保全とエネルギー保障の観点から普及が推進されてきましたが、燃料タンクや高圧ガス管理等に係る対応に加えて更なる高効率化が求められ、最近の自動車エンジン技術の進展とガスシフトの気運を受けて、大型車への導入を中心に新たな展開が期待されています。本講演ではNGVを巡る国内外の現状と課題を概説し、今後の普及拡大の可能性について考察しました。
講演2:<Bi-Fuel自動車のトレンドと気体燃料の不純物除去技術について >
株式会社ケーヒン 開発本部 第0開発部 第3課    課長 竜円 繁人 氏
本講演では、昨今の全世界におけるBi_fuelの普及状況と、各自動車メーカーのトレンドについて解説していただきました。また、NGVのような気体燃料においても粗悪な状態で流れる事によって、エンジンデバイスだけでなく、PM2.5の原因やキャタライザーの劣化にもつながります。そこで気体燃料中の不純物、特にOIL分をフィルターによって効率よく取り除く技術を説明していただきました。

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