2014年度 第9回講演会
『水素社会を切り拓く燃料電池車の現在と未来』

テーマ
燃料電池車開発と水素インフラ整備の最前線
開催日時
2015年2月20日(金)13:00〜17:00
会場
(株)小野測器 新横浜本社 9階講演ホール
全体概要
水素が二次エネルギーとして本格的に社会に流通している「水素社会」を現実のものとするためには、水素インフラの整備はもちろんの事、その水素を使う装置、特に燃料電池車の普及が重要であることは言うまでもありません。日本の先行する2つの自動車メーカーによる燃料電池車開発の現状とその課題について概観しました。
講演1:<トヨタにおける燃料電池自動車開発>
トヨタ自動車株式会社 技術統括部 次世代車推進グループ 主査 広瀬 雄彦 氏
トヨタは、環境問題を解決すべき大きなテーマと捉えており、省エネルギー、燃料多様化への対応、エコカーは普及してこそ環境への貢献、という基本スタンスのもと、技術開発に取り組んでいます。トヨタにおける次世代自動車(PHV、EV、FCV)開発の考え方の概要について説明し、その中で特にFCVについて、FCV開発の意義や普及に不可欠な水素インフラの動向も含めて発表していただきました。
講演2:<Hondaにおける燃料電池自動車の開発と普及に向けて>
(株)本田技術研究所 四輪R&Dセンター 第5技術開発室 第4ブロック マネージャー 主任研究員 小川 隆行 氏
2015年に上市することを計画しているホンダの燃料電池電気自動車開発の現状と将来に向けた課題を概説すると共に、市場に出す上で課題となる水素インフラ整備と、水素社会に向けての取組みに関する考え方を最近の動向も含めて説明していただきました。

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