2016年度 第2回講演会

テーマ
エコを追及する ジェットエンジンとターボチャージャの最新技術
開催日時
2016年10月13日(木)
会場
株式会社IHI 瑞穂工場および瑞穂会館
全体概要
ジェットエンジンやターボチャージャのエコや性能向上に関わる技術開発の一例を紹介し、併せてジェットエンジン組立・整備を手掛けるIHI瑞穂工場の見学を行う。
講演1
近年のCO2排出量規制に伴い、過給ダウンサイジング車のシェアが世界的に増加しており、そのキーハードであるターボチャージャは、広作動域で高効率な性能が求められる。本講演では、ターボチャージャの技術課題と流体性能開発について主にFEMによる熱流体、構造解析シミュレーションによる最適設計に関する研究開発事例を紹介した。
講演2
16年2月から商用運用を開始した新型中小型民間航空機 A320neoに搭載されているPW11100G-JMエンジンは先進技術を取り入れ、燃費、NOX、 機体騒音を大幅に削減した。 本講演では複合材料を多用した最新式のPW11100Gギアードターボファンエンジンについて、特に一般財団法人日本航空機エンジン協会(JAEC)が開発担当した部位の環境技術について説明した。
工場見学
IHI瑞穂工場は防衛省や民間航空機ジェットエンジンの組立運転、さらにはライフサイクルを考慮した整備事業を展開している。これらの現場を見学することで、ジェットエンジンの構造だけでなく、性能・信頼性を支える技術の一端を知る。
幹事所感:(アンケート結果)
近年の機密保持、電子データの著作権、映像権の遵守等々の観点から、ハンドアウトの資料等についてはプレゼン内容とは異なるものであったことから一部の参加者からは不満の意見があった。
見学は大変好評で満足度の高いものであったが、当日は多数の応募があり多くの方にキャンセル待ちを余儀なくしてしまった。今後このようなケースでは抽選も視野に検討することとした。
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