2016年度 第4回講演会
- テーマ
- 『Boschの考える202X年 電気・電子(E/E) アーキテクチャのキーテクノロジー』
−202X年 電気・電子(E/E)アーキテクチャのキーテクノロジーとパワートレイン制御への適用−
- 開催日時
- 2016年11月30日(水)13:00〜16:30
- 会場
- 株式会社 小野測器 本社ビル
- 全体概要
- 少燃費化・自動化・電動化のトレンドに対応して、車両に搭載されるコントローラー(ECU)数は増加の一途を辿っている。複雑性への対応として、コントローラーの配置と相互通信の見直しを体系的に見直す必要性が高まっている。本講演ではマーケットトレンド・ニーズに応じて今後起こりうる、E/Eアーキテクチャのキーテクノロジーとパワートレイン領域における技術開発の動向を紹介した。
- 講演1:<次世代車載システムへどう進化すべきか −POWERTRAINへの対応>
- 講師:ボッシュ株式会社 自動車システム統合部 部長 越智 純一 氏
- 劇的に変わっていくメガトレンド、技術、機能ニーズに対応していくために、次世代車載システムへどう進化すべきか、将来のE/Eアーキテクチャに要求される要素及び、ボッシュが描くE/Eアーキテクチャのロードマップを発表頂いた。また、新たなE/Eアーキテクチャが今後どのようにパワートレイン制御に関わってくるかについても発表頂いた。
- 講演2:<202X E/Eアーキテクチャのキーテクノロジーの紹介>
- ボッシュ株式会社 ガソリンシステム事業部 パワートレインECU事業室 部長 池田 征弘 氏
- 202Xの車両E/Eアーキテクチャを構成するためにはいくつかのキーテクノロジーがある。講演では特に車両搭載ECUの無線アップデート技術(OTA)、ソフトウエアのシェリングを容易にするハードウエアの仮想化技術 Hypervisorについて発表頂いた。
- 講演3:<今後の車載マイクロコントローラーテクノロジー>
- Robert Bosch GmbH Automotive Electronics, Engineering Integrated Circuits Semiconductor IP Design and Licensing, Section Manager Lindenkreuz Thomas
- マイクロコントローラーの複社購買を低開発費で実現するために、マイクロコントローラーのアーキテクチャの標準化が焦点となる。講演では、自動車特有の機能(例:車両用通信、セキュリティー、より精度の高いエンジンマネージメント)を取り扱うマイクロコントローラーの最新トレンドと将来の技術動向、GTM(Generic Timer Module)等について発表頂いた。
- 幹事所感:(アンケート結果)
- 当日は多くの質疑が出て、参加者と講演者の交流が非常に活発であったと思う。参加者の満足度もアンケートを見ると概ね期待を上回っており今回の講演会についても満足いただけかと思う。今回の講演会への参加者の多くが初参加方が多くかつ、常連の方も多く参加されていたことから、新しい会員のニーズを発掘できたように思う。本講演のアンケートにあった要望テーマにこたえていくことで、さらに会員に満足して頂けるように努力したい。
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