2016年度 第7回講演会

テーマ
自動車電動化の要「二次電池」
開催日時
2017年2月14日(火)13:30〜17:00
会場
株式会社小野測器 本社・ソフトウェア開発センター
全体概要
2015年末の国連気候変動会議(COP21)では、全ての国が「温室効果ガスの排出を今世紀後半までに実質ゼロにすることを目指す」ことに合意したように、今後の自動車における主要技術は電動化である。その要となる二次電池の業界と学会に身を置かれ、技術と業界事情に精通されている講師から大所高所からの知見をご紹介頂いた。
講演1:<自動車用二次電池の現状と展望>
講師:東京理科大学 研究推進機構 総合研究院 教授 堀場 達雄氏
各種電動化車両に用いられる蓄電デバイスである二次電池やキャパシタなどについて、特に二次電池を中心に、その原理、現状、動向、および今後の見通しについてご紹介いただいた。特にリチウムイオン電池については各社の開発状況を紹介いただくとともに課題をご説明いただいた。
講演2:<自動車の電動化にみる各業界のグローバル競争力と今後の展望>
名古屋大学 未来社会創造機構 客員教授、エスペック株式会社 上席顧問、日経ビジネスオンライン コラムニスト 佐藤 登氏
自動車メーカー各社が米国ZEV規制、欧州CO2規制、中国環境規制を電動化により適合させるシナリオを展開し、車載用電池についても各社の技術開発の加速とビジネス戦略のもとでグローバル競争が活発化している状況下、次世代電池の方向性も含めて、車載用電池の進化と今後の展望についてご自身の経験も踏まえ解説いただいた。
幹事所感:(アンケート結果)
注目を受ける自動化に密接にかかわる電動化のキーとなる話であるため、非常に多数の方が参加し、また、質疑応答も活発に行われた。講演者の声も、事前のマイクチェックを行ったこともあり、問題なく聞こえたと思われる。アンケートの満足度、講演時間の結果でも、受講者にとって質量ともに適切な内容であったと表れている。
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