2017年度 第5回講演会

テーマ
自動運転の最新動向と実証実験用バスの試乗・デモ
開催日時
2017年12月22日(金) 13:15〜17:00
会場
東京大学生産技術研究所 附属千葉実験所(柏キャンパス)
全体概要
わが国の第一人者による自動運転を取巻く社会制度・技術・実証実験の例などをご講演頂き、実証実験用バスの技術解説と試乗、実験フィールドの見学を通して、体験型による最新情報をご提供頂いた。
講演1:<先進モビリティにおける自動運転バス開発と実証実験>
講師:先進モビリティ株式会社代表取締役社長 青木 啓二氏
今年6月に内閣府(SIP)から沖縄県離島でのバス実証実験を受託し、石垣島国道390号線にて14日間、累積走行距離1650kmの自動運転バス実証実験を実施した内容を基に実験車の制御システム構成、GPSによる車線維持制御や正着制御技術および3D Lidarによる障害物認識技術の概要と試験結果と課題についてご講演頂いた。
試乗、見学:<自動運転バスの試乗>
参加者は2グループに分かれて、2周ずつ試乗した。
<ITS R&R 実験フィールド見学>
講演2:<自動運転の最新の動向 −社会受容性とエコシステムー>
講師:東京大学生産技術研究所 千葉実験所長・次世代モビリティ研究センター長教授 須田 義大氏
自動運転は、次世代のモビリティとして社会実装が期待されている。モビリティ社会の変革により、わが国の生産性向上や豊かなモビリティ社会が実現する可能性があるが、エコシステムの構築が重要である。制度・社会受容性やビジネスモデルの実証実験など、最新の動向と今後の展望についてご講演頂いた。
幹事所感:(アンケート結果)
テーマが人気の高い自動運転であったことに加え、講演だけでなく自動運転バスの試乗、次世代モビリティ研究センターの見学と盛り沢山の内容であったため、参加者の多くが高い満足を得られた。講演会場が冷え切っていて、なかなか暖まらなかったことや事務局の不手際でバタバタしたことなど、今後の講演会を開催するうえで改善を検討していきたい。

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