作品名南極救助隊2029 サーチ・ドローン搭載車

最初は月面を探索するクルマでしたが,もっと人の役に立つものにしようと思い,南極をテーマにアイディアをだしました.南極のような過酷な土地でも,可能な限りすばやく人命を助けたいと思いこのクルマを制作しました.利用目的は,行方不明者の捜索と人命救助です.不整地でも走りやすいよう履帯がついています.空気抵抗を少なくするため,バスのような形にはせず,車体前あたりは傾斜にしました.
スマートフォン(インターネット)で海外のデザイナーやアーティストの作品をたくさん見てインスピレーションを受けて,自分で考えたり,スケッチしたりすることを繰り返していくと良いアイデアが出ると思います.私は将来メカデザイナーになりたいので,自分のアイディアを試してみようと思い応募しましたが、自分の考えたものを人に認めてもらえるのが本当にうれしいことだと思いました.
地球規模の冒険心を駆り立てる胸のすく提案が審査員の心を捉えました。雰囲気があるスケッチは、世界観の表現がプロ顔負けです。さらに、雪上を走るためのクローラーの構造や、救難者をいち早く発見するためのサーチドローンのアイデア、極地での活動をする為の工夫、ツートンカラーのカラーリングなど素晴らしい提案が沢山盛り込まれた作品です。この車両が南極大陸に配備されれば、近い将来、安心して南極旅行にも行ける日が来るかもしれません。