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イベントEVENT

募集中2025年度 第3回講演会『カーボンニュートラルに向けた水電解技術の最新動向』記号【 J 】

支部行事

テーマ

ー 水電解技術の研究開発情報を通じて、水素利用技術を学び、理解を深めよう ー

概要

【全体概要】
本講演では、水電解技術の最新の研究開発事例を紹介し、水素利用技術の理解を深めることを目指します。水電解技術は、水を電気分解して水素を生成する技術であり、クリーンエネルギーの一環として注目されています。各講演では、最新の研究成果や技術の応用例を通じて、水素利用技術の重要性とその将来性について詳しく解説します。そして、持続可能なエネルギー社会の実現に向けた可能性を探ります。参加者の皆様には、水電解技術の応用について理解していただき、水素利用技術の重要性を再認識していただける内容となっています。

【講演概要1】
グリーン水素は、eメタンなどの原料として利用されるエネルギーキャリアですが、製造コストが高く普及の障壁となっています。東京ガスでは、将来のガス体エネルギーの脱炭素化をめざし、グリーン水素のコスト低減に寄与する低コストのプロトン交換膜形水電解セルの開発に取り組んでいます。具体的には、高い生産性を持つ水電解セルの製造技術の開発や、希少金属であるイリジウムの使用量を削減した新しい省イリジウム触媒、さらにはイリジウムを全く使用しない非イリジウム触媒の開発を行っています。本講演では、カーボンニュートラルに向けた東京ガスの取り組みとともに、これら技術開発の具体的な内容や事業化に向けた取り組みについて発表します。

【講演概要2】
アニオン交換膜水電解(AEMWE)は、系内がアルカリ性であるため非貴金属触媒の使用が可能であり、プロトン交換膜水電解(PEMWE)と同様に膜電極接合体(MEA)構造を有するため高電流密度化のポテンシャルを有しており,触媒やセパレータなどの非貴金属化による低コスト化と高電流密度化の両立が期待されている。本講座では、山梨大学で独自開発した触媒とアニオン電解質材料を用いたAEMWEセルを、種々の実用を模擬した条件で評価した性能と耐久性を紹介し、将来の方向性と今後の展開について解説する。

【講演概要3】
日本特殊陶業は長年のSOFC開発で培った技術を用いて、固体酸化物形電解セルの開発を行っております。本講演では、当社の水蒸気電解、共電解、リバーシブルSOCの取り組みを紹介いたします。

【講演概要4】
Hondaは、水素を環境負荷低減を可能とするエネルギーキャリアととらえ、1990年代より水電解技術、燃料電池技術の研究を行ってきた。水電解技術に関しては、独自の高圧水電解技術により機械式コンプレッサーを用いずに燃料電池自動車(FCV)への充填が可能なレベルの高圧水素製造を達成した。2019年からは、宇宙領域を新たな挑戦の場ととらえ、これまで培ってきた水電解・燃料電池技術の宇宙適用を目指した研究を開始した。本講演においては、高圧水電解技術および燃料電池技術開発の取組と、それらを統合し宇宙への適用を目指した技術研究を行っている循環型再生エネルギーシステムについて紹介する。

開催期間

2025年08月27日(水)

会場

【対面】

自動車会館 小会議室

102-0074 東京都千代田区九段南4-8-13

自動車会館 貸会議室 | 交通アクセス

最寄り駅:市ヶ谷 駅 徒歩2

(自家用車の利用は原則できません。公共交通機関での来場をお願いいたします。

歩行が不自由な場合など、公共交通機関での来所が難しい場合にはご相談ください。)

【オンライン】

開催前に事務局よりURLをお送りしますので、当日URLよりお入りください。

スケジュール

受付について
【対面】
受付場所:開催会場(小会議室)入口
受付時間:12:30~13:00
【オンライン】
 無し。当日URLよりお入りください。

13:00~13:10 開会挨拶
13:10~13:55 講演1:東京ガスにおけるプロトン交換膜形水電解セル製造技術開発の取り組み
        講師:東京ガス株式会社 グリーントランスフォーメーションカンパニー
           水素・カーボンマネジメント技術戦略部 新材料・デバイス研究開発グループ
           宇根本 篤 氏
13:55~14:40 講演2:山梨大学におけるアニオン交換膜水電解のセル評価の取り組み
        講師:山梨大学 水素・燃料電池ナノ材料研究センター 教授
           内田 誠 氏
14:40~14:55 休憩
14:55~15:40 講演3:日本特殊陶業における固体酸化物形電解セル開発の取り組み
        講師:日本特殊陶業株式会社 エネルギー事業本部 エネルギー変換事業開発部
           柴田 昌宏 氏
15:40~16:25 講演4:Hondaの循環型再生エネルギーシステム技術開発の取り組み
        講師:株式会社本田技術研究所 宇宙開発戦略室
           針生 栄次 氏
16:25~16:35 アンケート記入、閉会

定員

【対面】40名
【オンライン】100名

申込方法

HP下の「>参加申込をする」ボタンをクリックして、お申込みください。
なお、申込完了後に「申込受理メール」が自動配信されますが、参加証ではございません。
8月4日頃にイベントペイでの支払い依頼メールをEメールでお送りします。支払い後参加証をお送りします。
会員番号を借用しての申し込みは認められません。
また、申し込み本人以外の方の参加は認められませんので、ご了承ください。
*入会無料キャンペーンを利用して自技会に入会された会員の優先枠を設けます。備考欄に、入会サポート用者であることとクーポン番号をご記入ください。→『入会サポート利用:xxxxxx(6桁のクーポン番号)』
(税込み。参加費は事前決済にて徴収させて頂き、イベントペイよりご自身で領収書を発行頂きます。尚、本参加費は自動車技術会の事務運営費用です。講演・講習先様へ支払うものではありません。)

申込期間

2025-06-26~2025-08-18

参加費

【対面・オンライン共】
正会員:3,000円、学生会員:1,000円、賛助会員:5,000円、一般の方:7,000円
*入会サポート加入対象者 正会員:無料、学生会員:無料

参加条件など

無し。

その他

撮影・録音、ホームページやブログへの公開、講演中のキーボード操作は禁止させていただきます。
参加者を広報目的で撮影し、ホームページ等で公開する場合があることをご了承ください。
なお、写真等の個人情報を、上記以外の目的で使用することはありません。
*他の方への視聴URLの転送/転記は、お控えください。
*視聴にあたり、アプリのダウンロードは不要です。
*配信動画ファイルの提供は行っておりません。
*本イベントの録画・録音・撮影・スクリーンショットについては、固くお断りいたします。
*ご利用環境の不具合により視聴が出来ない場合、責任は負いかねます。

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